自然薯の
楽しみ方

とろろで
楽しむ

とろろ

自然薯は古来より滋養強壮食として親しまれてきました。
その自然薯の高い栄養価を
余すところなく摂取できる食べ方がとろろです。
自然薯をとろろにすることで、
栄養を損なうことなく食べることができ、
さらに自然薯特有の粘りのある食感を楽しむことができます。

1ヒゲ根を焼く
火で軽くあぶってヒゲ根を焼きます。ヒゲ根が燃えるときにポッポッと小さな炎が立ちます。全体をまんべんなくあぶり、火が立たなくなったのを目安に切り上げてください。もち網の上で転がしてあぶると小さな芋でも怖くありません。

★ポイント
皮はむかない! 皮をむかずに食べることで、皮に含まれた豊富な栄養価を逃さないだけでなく、自然薯ならではの風味が楽しめます。どうしても土の色や皮の色が気になる方は、皮をむいてお召し上がりください。
ヒゲ根を焼く
2芋を洗う
芋に残ったヒゲ根を洗い流します。皮に残ったこげを落とす要領で、強くこする必要はありません。洗うことでヒゲ根を焼いたときについた匂いもなくなります。洗い終わったら、タオルペーパーなどで水分をとってください。
芋を洗う
3すり鉢ですりおろす
直接すり鉢の側面に芋をこすりつけてすりおろします。おろし始めは前後に動かすようにすりおろし、徐々に円を描くようにしてすりおろします。きめ細かく、まろやかに仕上がります。

★おろし器でする場合は…
おろし器でするときも、円を描くようにすりおろしてください。すり鉢に比べると目が粗くなってしまうので、すりこ木で仕上げる際に丁寧にすり混ぜてください。
すり鉢ですりおろす
4すりこ木ですり混ぜる
勢いよくすり混ぜます。すりこ木でしっかり混ぜることで、とろろに空気が含まれ、きめ細かな仕上がりになります。ふんわりなるまで混ぜ合わせたら、出来上がりです。すりこ木でとろろを持ち上げたときに、すり鉢に残らないくらいきめ細かになるまですり混ぜると、一段と口当たりの良いふわふわした食感を楽しめます。手間をかけた分だけ、おいしさも倍増します!

★すり鉢がない場合は…
すり鉢がない場合は、器にとろろを入れ、箸を使って丁寧に混ぜてください。
すりこ木ですり混ぜる すりこ木ですり混ぜる
5出汁をまぜる
芋と同量の出汁を混ぜて、とろろを伸ばして仕上げます。少しずつ出汁を足しながら、混ぜてください。出汁を入れる。混ぜる。出汁を入れる。混ぜる。これを4〜5回繰り返して仕上げていく要領です。

★すり鉢がない場合は…
すり鉢がない場合は、器にとろろを入れ、箸を使って丁寧に混ぜてください。その場合も、少しずつ出汁を足しながら、混ぜてください。
出汁をまぜる 出汁をまぜる

自然薯の
料理

お漬物
お漬物

材料

  • ・自然薯:50g
  • (1)砂糖:大さじ2
  • ・人参:1/4カット
  • (1)酢:大さじ1半
  • ・白菜:1/8カット
  • (1)昆布茶:小さじ2半
  • ・大根:30g
  • (1)薄口醤油:大さじ3
  • ・塩:小さじ1
  • (1)ごま:小さじ2
  • ・水:1リットル
  • (1)昆布:5g
調理方法
  1. 1人参、白菜、大根を小さく刻んで塩もみして水分を抜きます。
  2. 2野菜がしんなりしてきたら、塩を水でしっかり洗い流して、水気を取ります。
  3. 3自然薯は1cm角ほどの大きさに切ります。これは歯ごたえを味わうためなので、千切りなど、他の切り方でも結構です。
  4. 4(1)を混ぜ合わせお好みの味に仕上がってたら、水切した野菜と混ぜます。

★ 夏は冷やして、さっぱりしたお味と、しゃきしゃきの食感がビールによくあいます。
★ 冬は温かいご飯の上にかけてお召し上がりいただくと、また違ったおいしさが味わえます。

むかごご飯
むかごご飯

材料

  • ・米:2合
  • ・むかご:100g
  • (1)塩:少々
  • (1)酒:少々
  • (1)薄口醤油:少々
調理方法
  1. 1お米をとぎます。
  2. 2といだお米は30分ほどねかせて置いてください。
  3. 3お米とむかごを混ぜ合わせ、(1)をお好みで入れます。
  4. 4後は水を入れて炊くだけです。

★ 水はお米が新米であれば2合ちょうどに合わせた分量で丁度良いのですが、新米でない場合は、むかごが水分を吸うため、 一割程度、多めに水を入れて炊いてください。

自然薯とむかごの味噌汁
自然薯とむかごの味噌汁

材料

  • ・自然薯:50g
  • (1)水:1リットル
  • ・魚のすりみ:30g
  • (2)ごぼう:1/2カット
  • ・むかご:30g
  • (2)しいたけ:1個
  • ・味噌:大さじ3半
  • (2)人参:1/2カット
  • ・しらねぎ:1/2カット
  • (2)大根:1/8カット
  • (1)昆布:5g
  • (2)こんにゃく:1/3カット
  • (1)かつおぶし:10g
  • (2)揚げ:半枚
調理方法
  1. 1魚のすり身に塩を一つまみ入れ、すり鉢ですって粘りを出します。
  2. 2自然薯をすったとろろを混ぜ、合わさったら、むかごを入れます。
  3. 3(1)でだしを取った後、切った(2)を全ていれます。
  4. 4柔らかくなったら、作っておいたすり身をスプーンですくって鍋に入れます。
  5. 5浮いてきたら、味噌を大さじ3杯半入れ、味をととのえます。
  6. 6しらねぎを添えます。
自然薯とむかごの親子揚げ
自然薯とむかごの親子揚げ

材料

  • ・自然薯: 80g
  • ・むかご:60g
  • ・味塩
調理方法
  1. 1すった自然薯にむかごを混ぜます。(むかごを生のまま使うと、火が通りにくく、調理に時間がかかるので、むかごはあらかじめさっと湯通ししておくとよいでしょう。)
  2. 2混ざり合ったら160℃の油できつね色になるまでゆっくり揚げます。(味付けは少し味がつけてある味塩を使うと簡単です。)

★ そのままでも美味しく、天つゆにつけるのもおススメです!中心に生のとろろが残るくらいで食べるのも美味しいです!海苔を巻いたり、あおさを混ぜ込んだり、色々と楽しめます!

自然薯の鉄板焼き
自然薯の鉄板焼き

材料

  • ・自然薯: 80g
  • ・かつおぶし:少々
  • (1)豆腐:40g
  • (1)卵:1個
  • (1)麺つゆ:少々
  • (1)だし汁:50cc
調理方法
  1. 1すった自然薯に(1)を入れてよく混ぜ合わせます。
  2. 2あらかじめ温めておいた鉄板に混ぜ合わせた具を流し込み、ふたをして弱火でゆっくり焼き上げてください。
  3. 3まんべんなく火が通り、焼き上がったら、お好みの食材をかけていただきます。 (だし汁は、昆布又はかつお)

★ 自然薯をすりおろさずに、ザクザクにつぶして食感を楽しむのもおススメです!

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